裏窓
2010年 07月 29日
54年製作作品ですからボクもまだ生まれてない時代の作品ですが、カラーということもあり古さは感じません。
演出のゆったり感に時代は感じるもののワンセットと言っていい狭い空間の物語で
舞台はアパート2つのみで、カメラはそこから出ないのに
全く広がりはないのに
息苦しさのようなものはなく
しっかり上質なサスペンスとして見せているのは流石にヒッチコックですね。
殺人事件ものではありますが、素人推理だけで話は進み
ドキドキハラハラは薄いのですが
主人公が足を骨折していて自由に動けないのが最後に効いています。
ラスト、両足ともギブスになるのがご愛嬌ですが。
ヒッチコックいつものお遊び、画面に顔出すシーンもユニークだし、ラストシーンで窓にカーテンかかってエンドマークもお洒落です。
サスペンスものながら遊び心タップリなのが、ヒッチコックらしさですね。
午前10時の映画祭
今週もいいもの見させていただきました。
by ukyouhanagata
| 2010-07-29 19:06
| 映画・ドラマ